こんな症状があれば要注意!雨漏りのサインについて
投稿日:2019.3.27 更新日:2022.10.12
雨漏りと聞くとどのような状況を想像しますか?
天井から水滴が落ちてくるのを想像する方も多いかと思いますが、実は雨漏りの症状はそれだけではありません。
一見、雨漏りだとは思えない症状も実は雨漏りのサインだった…ということもあります。
雨漏りの修理は気付くのが遅ければ遅いほど修繕費が高額になり、修理に時間もかかってしまうため、手遅れになる前に点検をおこないましょう。
雨漏りのサインとは?
雨漏りが起こっているかどうかは、自分でチェックすることが可能です。
雨漏りは天井から雨水が落ちてくるという分かりやすいサインの他にも、以下のようなサインがあります。
・天井や壁、床が湿っている
・天井や壁にシミがある
・フローリングが変色している
・天井や壁、床が波打っている
・障子やふすまが波打っている
・窓サッシに水が溜まっている
・特定の部屋で結露が増える
・玄関の靴や革製品にカビが生える
・静かになると水滴の音が聞こえる
・バルコニーにヒビが入ったり塗装が剥げたりしている
このようなサインは、雨漏りのサインとはっきりと分かるような症状ではありません。
しかしほとんどの雨漏りは知らず知らずのうちに、目には見えないところで進行しているのです。
そのため、雨漏りのサインをしっかりと把握してチェックをおこないましょう。
雨漏りの原因
そもそも雨漏りは何が原因で発生するのでしょうか?
雨漏りは以下のようなことが原因で起こる可能性があります。
屋根の破損
雨漏りの原因で多いのは屋根の割れや欠けによるものです。
屋根の割れや欠けた箇所から雨水が入り込み、天井から雨漏りが起こってしまいます。
また屋根板金の破損が原因となることも多く、屋根板金を固定している釘が劣化によって緩み抜けることで屋根板金が浮き、そこから雨水が浸入してしまうのです。
ベランダのひび割れ
ベランダは雨水が直接当たる箇所なので、防水塗装工事をおこないます。
防水塗装によって作られた防水層の機能は経年劣化によって低下し、その結果雨水が浸入して天井から雨漏りが起こってしまいます。
屋上のひび割れ
屋上にも防水工事が施されていますが、劣化してひび割れた場合、防水層のつなぎ目から雨水が浸入してしまいます。
屋上はベランダと同様に雨水が直接当たるため雨水が溜まりやすく、雨漏りが起こりやすい場所なのです。
サッシ周りの劣化
サッシ周りには防水テープが施されており、その上からコーキング材が充填されています。
コーキングの割れや防水テープの破れなどによってサッシ周りが劣化した場合、そこから雨水が浸入して雨漏りが起こってしまうのです。
サッシ周りは雨水が溜まりやすいため劣化には注意が必要です。
外壁のひび割れ
ひび割れでも幅0.3㎜以下・深さ4㎜以下の「ヘアークラック」の場合は、すぐに雨漏りが起こる心配はありません。
しかし幅0.3㎜以上・深さ5㎜以上の「構造クラック」の場合は、ひび割れ箇所から雨水が入り込み雨漏りの原因となります。
雨漏りのサインがあった場合の注意点
最後に、雨漏りのサインが見られた場合の注意点について解説します。
放置しない
先ほど解説したような雨漏りのサインがあった場合には、なるべく早く専門家に雨漏りが起こっていないかチェックをしてもらいましょう。
放っておくと見えない所で状況が悪化し、建物内部が腐食してしまったり湿った木材にシロアリが発生したりしてしまいます。
また建物自体ではなく、カビを発生させアレルギーを引き起こすなどの健康被害をもたらすこともあります。
応急処置をして業者へ連絡
「この程度の症状で点検してもらうのは気が引ける」という方も多いと思いますが、「この程度」であるうちにこそ手を打つ必要があります。
当然ではありますが、症状が進行してしまうとそれだけ修繕すべき範囲は広がります。
場合によっては、修繕ではどうにもならないということになるケースもあるのです。
しかし、症状が軽いうちであれば最小限の修繕工事にとどめることが可能です。
早い段階で修理をするのか、明らかな雨漏りが起きてから修理をするのかで迷う方も多いかもしれませんが、どちらにせよ修理はおこなわなくてはいけません。
そのため修繕費用を安く工事期間を短くするために、早めに業者へ連絡することをおすすめします。
高所の処置はしない
雨漏りのサインが出ている場合、屋根の劣化を疑いたくなるかもしれません。
しかし、先ほども解説したように雨漏りは様々な箇所から発生します。
たとえ屋根からの雨漏りだった場合でも、高所の作業は落下する危険性もあるため、必ず業者を呼んで点検してもらいましょう。
また安易な自己修理が雨漏りの症状を進行させ、重症化させてしまう可能性もあります。
そのため、しっかりと点検して必要な箇所を修繕することが大切です。
症状が軽いうちに「お問い合わせ」からお気軽にお問い合わせください。
まとめ
雨漏りは屋根だけではなく様々な箇所から発生します。
放置してしまうと建物の耐久性にもかかわるため、雨漏りのサインをしっかり把握してチェックをおこないましょう。
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