屋根材は何種類ある?それぞれの特徴とメリット
投稿日:2022.8.20 更新日:2022.8.27
家の屋根材に何が使われているのかご存じでしょうか?
屋根材にはさまざまな種類があり、それぞれ持っている特徴やメリットが異なります。
この記事では、屋根材の種類とそれぞれの特徴やメリットについて解説します。
また屋根材の選び方のポイントについても解説するので、それぞれの特徴を把握して自分に合った屋根材を選びましょう。
屋根材の種類
屋根材にはどのような種類があるのかわからない方は多いのではないでしょうか?
まずは、屋根材の種類について解説します。
屋根材の種類は主に以下の7種類です。
・粘土瓦
・スレート
・セメント瓦
・トタン
・ガルバリウム鋼板
・銅板
・アスファルトシングル
現在、住宅で最も使用されているのはスレートですが、金属の屋根材で人気なのはガルバリウム鋼板です。
それぞれの特徴については次で解説します。
屋根材の特徴とメリット
いくつかの種類がある屋根材は、使用している材料が異なったり耐久性が異なったりと、それぞれに特徴やメリットがあります。
次はそれぞれの屋根材の特徴とメリットについて解説します。
粘土瓦
粘土瓦とは、粘土を高温で焼いて作る瓦になります。
耐用年数が50年以上と非常に長く、デザイン性も高いのが特徴です。
また、断熱性・防音性が高く機能性にも優れているというメリットもあります。
スレート
セメントと繊維質を材料として作る屋根材で、コロニアルやカラーベストとも呼ばれています。
耐用年数は20~30年ほどです。
現在最も使用されている屋根材なので工事可能な業者が多く、工事費用も安い傾向にあります。
また、瓦よりも軽量なので耐震性が高いというメリットもあります。
耐用年数と価格を重視する方にはおすすめです。
セメント瓦
セメントと砂で作る屋根材で、モニエル瓦やコンクリート瓦とも呼ばれています。
断熱性・防音性が高く、耐用年数は30年ほどです。
粘土瓦より価格は安いですが粘土瓦より耐用年数が短いため、近年ではほとんど使用させることはありません。
トタン
トタンは、亜鉛でメッキした薄い鉄板のことをいいます。
耐用年数は10~20年と短いですが、工事費用は安いというメリットがあります。
また、軽量なので耐震性が高いのも特長です。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム・亜鉛・シリコンによってメッキされた屋根材です。
耐用年数は30年ほどです。
防水性が高いのでサビにくく、軽量なので耐震性が高いというメリットがあり、金属の屋根材の中では最も使用されています。
また、カバー工法に適しているためコストパフォーマンスにも優れています。
カラーバリエーションが豊富なところも魅力の1つです。
銅板
銅板は、主に寺や古い日本家屋で使用されている屋根材です。
耐用年数は60年以上と非常に長いですが、その分価格も非常に高いため一般住宅ではあまり使用されません。
アスファルトシングル
アスファルトシングルはアスファルトを含んだガラス繊維を使用して、表面には石を施した屋根材のことをいいます。
耐用年数は20~30年ほどで、軽量で耐震性が高いという特徴があります。
またデザイン性がとても高いので、屋根のデザインを重視したい方にはおすすめの屋根材です。
屋根材を選ぶ際のポイント
屋根材にはいくつか種類があるため、どの屋根材を選んだらいいのか迷う方は多いのではないでしょうか?
屋根材選びで迷っている方は以下のポイントで選んでみましょう。
価格で選ぶ
屋根材を決める際、価格を重視する方は多いのではないでしょうか?
屋根材の価格は種類によって2倍変わることもあります。
安い価格の屋根材は以下になります。
・スレート
・トタン
・ガルバリウム鋼板
この3種類が価格の安い屋根材になりますが、トタンは耐用年数が短いというデメリットがあるため、メンテナンス頻度が多くなりその度に費用がかかってしまいます。
そのため、全ての費用を抑えたい方は「スレート」か「ガルバリウム鋼板」を選ぶと良いでしょう。
耐用年数で選ぶ
耐用年数が長い屋根材を選ぶとメンテナンスの頻度が長くなるため、メンテナンス費用を抑えることができます。
耐用年数が長い屋根材は以下になります。
・粘土瓦
・銅板
粘土瓦も銅板も耐久性が非常に高く、耐用年数が50年以上あります。
ただし銅板は一般住宅で使用することは少ないので、一般住宅の屋根に使用する場合は粘土瓦を選びましょう。
デザインで選ぶ
マイホームを建てるなら、おしゃれなデザインにしたいと思う方は多いでしょう。
デザインは屋根材の種類によって大きく異なり、デザイン性を重視したい方は以下の屋根材を選びましょう。
・粘土瓦
・アスファルトシングル
まとめ
屋根材にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴やメリットが異なります。
そのため、屋根材を選ぶ際には自分の目的に合った屋根材を選びましょう。
屋根材選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
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