軒天ってどこのこと?塗装の必要はあるの?

軒天ってどこのこと?塗装の必要はあるの?

投稿日:2023.6.24 更新日:2023.6.29

軒天ってどこのこと?塗装の必要はあるの?

 

どの住宅にも付いている「軒天」ですが、どのような役割があるかご存じでしょうか?
軒天は付帯部の一部で、雨や紫外線などから外壁を守ってくれるなど、建物にとってとても重要な役割を持っているのです。
そのため、劣化や破損などが起こる前に塗装をしてメンテナンスする必要があります。
本記事では、軒天の役割や軒天塗装の必要性について詳しく解説します。
外壁塗装を検討している方は軒天の重要性をしっかりと理解して、外壁塗装を併せてメンテナンスをおこないましょう。

 

 

 

軒天とは

 

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軒天とは住宅を下から見上げたときに、外壁から外側に飛び出している屋根の裏側のことをいいます。
破風板や雨樋などと同じ付帯部の一部です。
軒裏天井・上げ裏・軒天ボードなどとも呼ばれています。
軒の裏側は全て軒天(軒裏)と呼ばれ、下から見上げた際は「軒天」、上から見下ろした際は「軒裏」となるのです。
軒天の大きさは住宅から屋根がどの程度飛び出しているかによって異なり、軒天自体がない場合や1メートルほどの軒天がある場合などさまざまです。

 

 

 

軒天の役割

 

軒天ってどこのこと?塗装の必要はあるの?

 

軒天は以下のような重要な役割を持っています。

 

・雨水や紫外線から外壁を守る
・美観性の向上
・延焼を防ぐ
・屋根裏の換気

 

それぞれ詳しく解説します。

 

 

雨水や紫外線から外壁を守る

外壁は常に雨や紫外線にさらされていますが、軒天があることで雨や紫外線が直接外壁に当たるのを防いでくれます。
その結果、汚れや色褪せなどの劣化から外壁を守り、外壁材の耐久性が保たれるのです。
軒天がなかった場合は外壁に雨水が直接当たり、汚れや色褪せなどの劣化が起こりやすくなります。

 

 

美観性の向上

屋根内部には、屋根を下から支えるための垂木という部材があります。
軒天は垂木をカバーするように取り付けられており、軒天がないと垂木などの屋根の構造が全て見えた状態になってしまい、美観を損ねてしまいます。
軒天があることで垂木などの構造を隠して美観を整えることができるのです。

 

 

延焼を防ぐ

軒天には、火事が発生した際に延焼を防止する役割もあります。
火の手は下から上に向かって燃え移り、軒天がないとあっという間に屋根裏へと燃え広がり屋根が焼け落ちてしまいます。
しかし、軒天があることで火の手が回るのを遅らせてくれるのです。

 

 

 

屋根裏の換気

屋根裏には湿気が溜まりやすいため、上手に湿気を排出させる必要があります。
その役割を担うのが軒天なのです。
軒天に換気口を取り付けたり穴が開いているボードを使うことで、通気性が良くなり屋根裏に溜まった湿気を排出させてくれます。

 

 

 

軒天に塗装が必要な理由

 

軒天ってどこのこと?塗装の必要はあるの?

 

前述の通り、軒天には建物にとって非常に重要な役割があります。
塗装をすることで破損などの大きなトラブルを防ぐことができるため、劣化している場合は塗装によるメンテナンスが必要です。
軒天に塗装が必要な理由は以下になります。

 

・美観を保つため

・軒天の強度や機能を守るため

 

 

美観を保つため

軒天塗装は美観を保つためには必要なメンテナンスです。
屋根や外壁と同じく、経年劣化によって汚れやカビなどが発生してしまうため美観を損ねてしまいます。
塗装前はそこまで劣化が気にならなかった場合でも、屋根や外壁を塗装することでかえって劣化が目立ってしまうこともあります。
このように外壁塗装によって軒天の劣化が悪目立ちすることで、全体のバランスが悪くなることもあるのです。
建物の美観を維持するためにも、外壁塗装と併せて軒天塗装をすることが大切です。

 

当社の外壁塗装については、「外壁塗装・屋根塗装」からご確認ください。

 

 

軒天の強度や機能を守るため

軒天には雨や紫外線が直接当たるわけではないため、劣化もしにくく塗装が必要ないと思う方も多いでしょう。
しかし、屋根裏には湿気が溜まりやすく、軒天はその影響を受けやすい箇所なのです。
塗装をせずにそのままにしておくと軒天の強度や機能が低下するため、塗装によるメンテナンスは欠かせません。

 

 

 

軒天の注意すべき劣化症状

 

軒天ってどこのこと?塗装の必要はあるの?

 

軒天に以下のような劣化症状が現れたらメンテナンスをおこないましょう。

 

・色褪せ
・カビの発生
・シミによる汚れ
・剥がれや穴

 

 

色褪せ

外壁と同じく軒天も経年劣化によって色褪せてきます。
色褪せは緊急性はないですが、見た目に影響して美観が損なわれてしまいます。
美観性を保つためには塗装によるメンテナンスが必要です。

 

 

カビの発生

前述の通り、屋根裏は湿気が溜まりやすく軒天もその影響を受けます。
そのため、湿気によってカビが発生しやすくなるのです。
カビの発生は緊急性はないためすぐに塗装しなくても良いですが、放置することで雨水が浸入して雨漏りへと発展する可能性があります。

 

 

シミによる汚れ

軒天にシミが発生している場合は注意が必要です。
シミの原因は塗膜の劣化による耐久性の低下のほかにも、軒天への雨水の浸入によって起こる場合もあります。
雨水によってシミが発生している場合は要注意なので、一度点検をおこなうことが大切です。

 

 

剥がれや穴

木材系の軒天や化粧板は、劣化によって剥がれが起こるケースが多くあります。
剥がれている場合は塗装では塗料がうまく乗らないため、張り替えによる補修が必要です。
また、雨水によって腐食が進むと軒天に穴が開いてしまうこともあります。
軒天が剥がれたり穴が開いている場合は、鳥などの小動物が巣を作り住みこんでしまうこともあるため、早めの補修をおこないましょう。

 

 

 

まとめ

軒天は付帯部の一部で、塗装工事の際は外壁や屋根とは分けて考えられます。
付帯部なら塗装はしなくても良いのでは?と考える方もいるかもしれませんが、軒天には雨水から外壁を守り延焼を防ぐなど、建物にとってとても重要な役割があります。
そのため、建物の耐久性を保つためにも外壁塗装と一緒に塗装することが大切です。
また、耐久性だけではなく美観を保つためにも塗装は必要です。
カビやシミ、剥がれや穴などの劣化症状が見られた場合は、しっかりとメンテナンスをおこないましょう。

 

*K*

 

 

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