外壁にひび割れを発見したら?ひび割れの種類や補修方法について解説

外壁にひび割れを発見したら?ひび割れの種類や補修方法について解説

投稿日:2023.6.27 更新日:2023.6.29

外壁にひび割れを発見したら?ひび割れの種類や補修方法について解説

 

外壁の劣化は経年劣化によって起こってしまうものです。
外壁劣化のなかでもひび割れが発生していた場合、驚いてしまう方が多いのではないでしょうか。
また、ひび割れを発見した際そのままにしておいて良いのか、補修しなければならないのかなど、どうしたら良いかわからない方も多いでしょう。
外壁のひび割れには放置しても良いものと放置してはいけないものがあります。
本記事では、ひび割れの種類や補修方法について解説します。

 

 

 

ひび割れの種類

 

外壁にひび割れを発見したら?ひび割れの種類や補修方法について解説

 

外壁のひび割れは注意すべき劣化症状の1つで、クラックとも呼ばれています。
また、いくつか種類があるため、住宅の外壁に発生しているひび割れはどれなのか把握しておきましょう。
外壁のひび割れは主に以下の4種類になります。

 

・ヘアクラック
・乾燥クラック
・縁切れクラック
・構造クラック

 

 

ヘアクラック

ヘアクラックとは、その名の通り髪の毛ほどの細いひび割れをいいます。
具体的には、幅0.3㎜以下・深さ4㎜以下のひび割れです。
ヘアクラックが発生する主な原因は、紫外線や雨風などによる塗膜の劣化です。
また、施工時に塗料を十分に乾燥させなかったなど、施工不良が原因でヘアクラックが起こることもあります。
ヘアクラックは塗膜の表面に発生するひび割れなので、すぐに補修しなかったからといって建物に影響が出ることはありません。
ただし、年数の経過によって徐々に大きなひび割れへと発展することもあるため、様子を見ることが必要です。

 

 

 

乾燥クラック

乾燥クラックは、クラック幅が非常に狭いひび割れです。
乾燥過程で水分の蒸発により収縮して、乾燥と収縮を繰り返すことが原因で発生します。
また、モルタルの乾燥が十分でない状態で塗装をおこなうことで、素地の収縮に耐えられなくなりひび割れが発生します。
乾燥クラックはモルタルが完全に乾燥すれば収縮は止まるため、ひび割れが広がることはありません。

 

 

 

縁切れクラック

縁切れクラックは、モルタルの外壁などによく見られるひび割れです。
塗装は一度に一面を仕上げることが基本ですが、雨や強風などによって作業が中断することがあります。
作業が中断すると新旧の塗料に継ぎ目に発生し、この継ぎ目にひび割れが発生してしまうのです。

 

 

 

構造クラック

構造クラックとは、幅0.3㎜以上・深さ5㎜以上の危険性の高いひび割れです。
地盤沈下や地震の揺れなどが原因となって発生します。
塗膜の表面ではなく外壁材本体が割れているため、そのまま放置してしまうと雨水が浸入して建物の耐久性も低下してしまいます。
そのため、できるだけ早く補修をおこないましょう。

 

 

 

 

外壁のひび割れは放置してもいい?

 

モルタル外壁のメンテナンス方法について解説!

 

前述したように、外壁のひび割れにはいくつか種類があります。
外壁に出来ているひび割れがどの種類なのかによって、放置しても大丈夫なひび割れと放置してはいけないひび割れに分けられます。

幅0.3㎜以下・深さ4㎜以下の小さなヘアクラックや、ひび割れの幅が狭い乾燥クラックであれば早急な補修は必要ありません。
ただし、ひび割れが大きくなる可能性はあるため経過観察はおこなう必要があるでしょう。
放置してはいけないひび割れは、ひび割れの幅や深さがある構造クラックです。
外壁内部に雨水が入り込み、外壁材が傷むことで建物の構造にも影響してしまうため、早めのメンテナンスをおこないましょう。

 

 

 

外壁ひび割れの補修方法

 

外壁にひび割れを発見したら?ひび割れの種類や補修方法について解説

 

ひび割れには種類があることを説明しましたが、ひび割れを補修する際はひび割れの種類によって適切な方法でおこなうことが大切です。
ここでは外壁ひび割れの補修方法について詳しく解説します。

 

 

シール工法

 

シール工法はシーリング材を刷り込む補修方法で、ひび割れ幅が0.3㎜以下の小さなひび割れに対しておこないます。
ひび割れ部分にシーリング材を刷り込み、塗装で仕上げをしたら完了なので、簡単に補修することができます。

 

 

Uカット工法

Uカット工法は、電動カッターを使ってひび割れをカットしてシーリング材を充填する方法です。
ひび割れ幅が0.3㎜以上の大きなひび割れが起こっている場合におこないます。
電動カッターでひび割れ箇所をU字にカットし、プライマー塗布・シーリング材充填・仕上げの塗装をおこない完了です。
Uカット工法は技術が必要なため、自分ではおこなわずに業者に依頼しましょう。

 

ひび割れ補修については「施工前の下地処理」をご覧ください。

 

 

 

外壁のひび割れを放置するリスク

 

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早急に補修が必要なひび割れをもし放置してしまった場合、以下のようなリスクが発生する可能性があります。

 

・雨漏りやカビの発生
・建物の耐久性の低下
・美観を損なう

 

このようなリスクについてもしっかりと把握しておきましょう。

 

 

雨漏りやカビの発生

外壁がひび割れているとその箇所から雨水が浸入しやすくなり、何度も繰り返すことで雨漏りへと発展することがあります。
また、雨水が浸入することでカビが発生しやすい環境になります。
カビは人体の健康に被害を及ぼすこともあるため注意が必要です。

 

 

建物の耐久性の低下

雨水の浸入によって外壁材が劣化し、劣化を放置すると外壁内部のみならず建物自体の耐久性が低下してしまいます。
最悪の場合は外壁材の取り替え工事が必要になるケースもあるため、放置せずにメンテナンスをおこないましょう。

 

 

美観を損なう

外壁にひび割れができていると見た目が悪くなり、建物自体のイメージも良くありません。
また、ひび割れから雨水が浸入して雨漏りが発生してしまった場合、塗膜が剥がれてしまうことで美観が損なわれてしまいます。
建物の耐久性だけではなく、美観を保つためにも放置せずに補修することが大切なのです。

 

 

 

まとめ

外壁のひび割れには、放置しても大丈夫なひび割れと早急に補修しなければいけないひび割れがあります。
早急に補修が必要な構造クラックがある場合は、放置せずに適切なメンテナンスが必要です。
また放置してもよいひび割れでも、大きなひび割れへと発展しないように経過観察することが大切です。
建物の耐久性や美観性を保つために、定期的なメンテナンスをおこないましょう。

 

*K*

 

 

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