雨どいの役割と各部位の名称
投稿日:2019.2.20 更新日:2022.11.15
雨どいには、屋根に降った雨水を集め地上や下水に排水させるための役割がありますが、雪が降った時、台風や強風、大雨などでダメージを受けやすい設備でもあります。
ダメージを受けた雨どいは歪みを生じたり、破損してしまうこともありますが、目立ちにくいのでダメージに気がつかずそのままにしてしまうことも。
しかし建物の腐食を防ぐために、大切な役割を持つ雨どい。
各部位の名前などをご紹介しながら雨どいが壊れるとどうなってしまうのか説明していきますね。
雨どいの各部位の名称と役割
まずは雨どいの各部位の名称と役割についてご説明をします。
軒樋(のきどい)
屋根の軒先に取り付けられた水平方向の雨どい。
屋根の上に降った雨水を集めます。
実は、特定の方向に勾配が付けられており、その方向に雨水を流すようになっています。
竪樋・縦樋(たてどい)
垂直方向に取り付けられた雨どい。雨水を地上や下水へと導きます。
集水機 (しゅうすいき)・上合(じょうごう)
横樋と竪樋の交差する部分に取り付けられた箱状のもの。
軒樋を流れてきた雨水を集め、竪樋へと流し込みます。
軒天(のきてん)
屋根の真下部分にある壁、外壁から外側に出ている、屋根の裏部分のことです。
外壁や屋根同様、軒天も雨風や紫外線にさらされるため劣化します。
軒天に雨のしみや湿っているなどの症状があった場合、屋根に雨が侵入している可能性があります。
雨どいが壊れてしまったらどうなる?
雨どいの破損・不具合をそのままにしておくと、雨水の流れを壊してしまい、外壁に直接雨水が伝うようになります。
外壁に雨が伝うことで外壁の劣化を早めてしまう要因になるでしょう。
もし外壁にヒビがあった場合、そこから雨水が侵入して雨漏りを引き起こす原因になります。
雨漏りが進行するとカビやシロアリの被害が出ることも。
そうなると、シロアリ駆除や防カビ対策、腐食が発生していたら修繕工事など、多額のリフォーム費用がかかってしまいます。
雨どいの修理だけだったら少額の工事で済んでいたのに、放置したことで修繕費用が嵩んでしまった…と後悔しないように、早めの点検、修理をオススメしております。
こんな時はお早めにご相談を!
雨粒が落ちる音が大きく聞こえた、強風・台風の後に雨どいが外れてしまっていることに気がついた、など些細なことでも構いません。
大きな問題となる前に少しでも異変に気がついたら、お気軽にご相談ください。
点検・お見積もりは無料です!
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