外壁塗装における下地処理とは?仕上がりを左右するほど重要!

外壁塗装における下地処理とは?仕上がりを左右するほど重要!

投稿日:2022.5.14 更新日:2022.5.17

外壁塗装における下地処理とは?仕上がりを左右するほど重要!

 

外壁塗装をおこなう際、すぐに塗装の工程に入れるわけではありません。

塗装の前には必ず塗装面を整えるための下地処理をおこないます。

下地処理は塗料の密着をよくし、仕上がりをきれいにするために欠かせない工程です。

この記事では、外壁塗装における下地処理について詳しく解説します。

外壁塗装を検討している方は、下地処理の重要性についてしっかりと把握しておきましょう。

 

 

 

 

外壁塗装における下地処理とは?

 

外壁塗装における下地処理とは?仕上がりを左右するほど重要!

 

まずは下地処理とは何か、また下地処理の重要性について解説します。

 

下地処理とは

下地処理とは、塗装面の下地の汚れや古い塗膜などを落とし、また劣化している箇所を補修して塗装面を整えることです。

下地処理をしっかりおこなうことで、上塗り塗料を密着させることができます。

下地処理を怠ってしまうと本来の塗料の性能を発揮させることができずに、すぐに剥がれや膨れなどの不具合が生じてしまうのです。

また、下地処理には「高圧洗浄」「コーキング補修」「ひび割れ補修」「ケレン」の4つの工程があります。

それぞれの工程については、後ほど解説します。

 

 

下地処理の重要性

外壁塗装時の下地処理には、以下のような役割があります。

 

・塗料の密着性を高める

・耐久性を高める

・仕上がりをきれいにする

 

塗料の密着性を高めることで剥がれにくい外壁にし、外壁の耐久性を高めることができます。

また、ムラなくきれいに塗ることもできるので、美しい仕上がりにすることができます。

このように外壁塗装において下地処理には重要な役割があるので、欠かせない工程なのです。

 

当社の下地処理については、「施工前の下地処理」からご確認ください。

 

 

 

 

外壁塗装における下地処理の種類

 

外壁塗装における下地処理とは?仕上がりを左右するほど重要!

 

外壁塗装での下地処理には、「高圧洗浄」「コーキング補修」「ひび割れ補修」「ケレン」の4つの工程があります。

次は、それぞれの方法や目的について解説したいと思います。

 

高圧洗浄

高圧洗浄は、外壁塗装工事で最初におこなう下地処理です。

高圧洗浄機を使用して、外壁に付着している汚れ・カビ・コケ・古い塗膜などを落とします。

これらをしっかりと落とすことで、外壁塗装の耐久性を高めて仕上がりをきれいにする目的があります。

 

 

コーキング補修

コーキングとは、コーキング材を使用してサイディングの目地を埋めることです。

コーキングは地震などの揺れから建物を守るクッションのような役割があり、また建物内部に雨水が浸入するのを防ぐ役割もあります。

コーキングに割れや剥がれなどの劣化があった場合は、そこから雨水が浸入することで雨漏りが起こり、さらに建物が腐食し建物の耐久性が低下してしまうのです。

そのため、外壁塗装をおこなう際にコーキングに剥がれや割れがあった場合、コーキング補修をしてから塗装をおこないます。

 

 

ひび割れ補修

外壁にひび割れ(クラック)があった場合、コーキング材にて補修をおこないます。

外壁のひび割れ補修は、防水性と耐久性の回復が目的です。

また、ひび割れには幅0.3㎜以下・深さ4㎜以下の小さなひび割れの「ヘアークラック」と、幅0.3㎜を超える大きなひび割れの「構造クラック」があります。

ヘアークラックの場合はブラシで汚れを掻き出し、コーキング材を塗り込んでならしたら完了です。

構造クラックの場合はひび割れ部分をVカットまたはUカットして、プライマー塗布後、コーキング材を充填します。

 

 

ケレン

ケレンとは、鉄部に対しておこなう「素地調整」のことです。

やすりやスクレーパーなどを使用してサビや汚れ・古い塗膜などを削ぎ落して、塗装面を滑らかに整えます。

ケレンによって塗装面を均一にすることで、塗料の密着性を高くしてムラなく美しい仕上がりにする目的があります。

 

 

 

 

下地処理をおこなわなかった場合

 

外壁塗装における下地処理とは?仕上がりを左右するほど重要!

 

下地処理は外壁塗装においてとても重要な工程で、省略することはできません。

そのため必ずおこなうことになりますが、もし怠ってしまった場合には以下のような不具合が生じる可能性があります。

 

ひび割れの再発

ひび割れ補修をせずにひび割れの上からそのまま塗装をした場合、見た目はきれいになっていても中ではひび割れが進行し続けています。

そのため、ひび割れがまたすぐに発生してしまうのです。

 

 

塗膜の剥がれ・膨れ

塗装面の汚れや古い塗膜などがしっかりと落とせていなかった場合、塗料が密着せず剥がれやすくなってしまいます。

そのため、塗装をおこなっても数年で塗膜の剥がれや膨れが起こってしまう可能性があります。

 

 

サビの再発

鉄部には経年劣化によってサビが発生してしまいます。

サビを除去するためのケレン作業をしっかりしていなかった場合、サビが再び発生してしまうのです。

 

 

 

 

まとめ

外壁塗装の下地処理は、仕上がりを左右するとても重要なものです。

また、仕上がりだけではなく建物の耐久性を高めることもできるので、外壁塗装において省略できない工程になります。

もし下地処理をおこなわなかった場合は、塗膜の剥がれや膨れなどさまざまなトラブルが起こってしまいます。

そのため、しっかりと下地処理をおこなうことが大切です。

 

*K*

 

 

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