雨樋の役割とは?雨樋の破損を放置した場合はどうなる?

雨樋の役割とは?雨樋の破損を放置した場合はどうなる?

投稿日:2022.5.21 更新日:2022.5.24

 

建物に必ず付いている「雨樋」の役割をご存じですか?

何気なく家に付いているものなので、役割についてまで知らない方は多いのではないでしょうか。

雨樋には、建物を守るためにとても重要な役割があるのです。

また、雨樋と一口にいってもさまざまな種類があります。

この記事では雨樋の種類や役割、また雨樋の破損やその原因について解説します。

また、雨樋の破損を放置した場合のトラブルについても把握しておきましょう。

 

 

 

 

雨樋の種類と役割

 

 

一口に雨樋といっても、さまざまな形状や種類に分けられます。

まずは、雨樋の種類とその役割について解説します。

 

 

雨樋の種類

雨樋は、屋根に溜まった雨水を一箇所にまとめて地上に排水するものです。

また、雨樋の種類には以下のようなものがあります。

 

・丸型

・角型

・リバーシブル型

・特殊型

 

この中で、最も使用されているのは丸型です。

半円のような断面になっており、単純な形状のため安いという特徴があります。

角型は断面が四角形になっているタイプで、丸型よりも価格が高くなりやすいです。

リバーシブル型は、前面は半円型で後面は角型のもので、どちらを背面にしてもよいので建物に合わせて選ぶことができるのがメリットです。

特殊型は、雪かきの際に雨どいが傷つかないようにしたり、集水器の中に雪が詰まるのを防いだりするために覆いが付いているタイプで、主に雪国で使用されます。

特殊な形であまり出回っていないため、価格も高い傾向にあります。

 

素材には以下のものがあります。

 

・塩化ビニール製

・合成樹脂製

・金属製

 

塩化ビニール製は、価格は低めで素材が軽く組立が簡単という特徴があります。

破損しやすく劣化しやすいのがデメリットですが、現在最も使用されている素材です。

合成樹脂製は塩化ビニールよりも価格が高くなりますが、劣化しにくいというメリットがあります。

金属製にはガルバリウム製・アルミ製・銅製がありますが、その中で最も普及しているのはガルバリウム製のものです。

ガルバリウム製は価格は高いですが、加工しやすくサビにくいというメリットがあります。

 

 

雨樋の役割

雨樋の役割は以下になります。

 

・雨水の侵入を防ぐ

・建物の耐久性を高める

 

雨樋があることで屋根に溜まった雨水を地上に排水してくれるため、雨水が建物内部に侵入することはありません。

その結果、建物内部の腐食を防ぐことにもつながります。

また雨樋がなかった場合、雨水は屋根から地面にそのまま落ちてしまいます。

その際、建物の外壁を傷つけることがあり、さらに地面に跳ね返った雨水が外壁を汚してしまうこともあるのです。

雨樋がある場合はこのようなトラブルを回避することができ、結果的に建物の耐久性を高めることができます。

 

 

 

 

雨樋の破損と原因

 

雨樋は建物にとってとても重要な役割を持っていますが、さまざまな破損によって役割を果たせなくなることがあります。

次は、雨樋の破損とその原因について解説します。

 

 

雨樋の詰まり

雨樋の詰まりは、落ち葉や砂・昆虫の死骸などが原因で起こり、放置することでそれらが蓄積されていき詰まりが起こります。

その結果、雨水の通り道がなくなってしまい、適切に雨水が流れなくなってしまうのです。

対策としては、落ち葉よけネットを使用することで詰まりを防ぐことができるでしょう。

ただし、砂や小さな昆虫の死骸などの侵入を防ぐことは難しいので、メンテナンスは必要になります。

 

 

雨樋の外れ

雨樋は継手という部材を使用してつなげていますが、地震や台風などの災害が原因で外れてしまうことがあります。

外れてしまった場合、その箇所から水漏れが起こってしまうのでメンテナンスすることが大切です。

 

 

傾斜のズレ

軒樋は屋根からの雨水が集水器に流れるように、少し傾斜をつけて設置してあります。

しかし、金具のゆがみや破損などが原因で、適切な傾斜ではなくなってしまうことがあるのです。

このような傾斜のズレが起こってしまうと、雨水を受けることはできても、その雨水を集水器に流すことができなくなってしまいます。

その結果、軒樋に雨水が溜まりあふれてしまうのです。

 

雨樋の修理については、「雨樋修理」からご確認ください。

 

 

 

雨樋の破損を放置した場合

 

 

雨樋に破損が見られた場合はメンテナンスが必要です。

もし破損を放置した場合は、以下のようなトラブルが起こってしまいます。

 

 

外壁に影響が出る

雨樋の破損によって雨水が外壁を直接流れることで、外壁が汚れて傷んでしまいます。

また、外壁が傷んでしまうことで建物自体にも影響が出る可能性もあります。

 

 

騒音が発生する

雨樋が詰まってしまうと雨水の通り道がなくなってしまい、雨水が雨樋の横からあふれ出てしまいます。

雨水が高い位置から直接地面に落ちることによって、騒音が発生してしまうのです。

 

 

 

 

まとめ

普段何気なく目にしている「雨樋」には、建物にとって重要な役割があります。

雨樋の破損を放置しておくと雨漏りや騒音が発生し、さらに建物の寿命にも影響してしまいます。

そのため、破損が起こった場合は放置せずにしっかりメンテナンスすることが大切です。

 

*K*

 

 

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