モルタル外壁のメンテナンス方法について解説！
投稿日：2023.4.25 更新日：2023.4.27
目次
モルタル外壁はセメント・砂・水を混ぜ合わせてできた壁材で、現在では様々な建物に使用されています。
ですが、外壁は常に日光や雨風などの外部影響を受けているため、年数が経つごとに劣化してしまいます。
そのため、定期的なメンテナンスをしなければいけません。
新築で住宅を購入したばかりの方は、どのくらいの年数で外壁のメンテナンスが必要なのか分からない方も多いでしょう。
本記事では、モルタル外壁の劣化症状やメンテナンス方法について解説します。
外壁のメンテナンスを検討している方や、新築で住宅を購入したばかりの方はぜひ本記事を参考にしてください。
モルタル外壁とは
モルタル外壁とは、セメントと砂と水を混ぜ合わせて作られたコンクリートに似た外壁素材です。
セメントが主成分ということもあり、非常に強度が高く、耐久性に優れています。
そのため、長期間使用することができ、屋外での使用にも適しているといえるでしょう。
また、モルタル外壁の耐用年数は約10年と言われていますが、適切なメンテナンスをおこなうことで20年ほどに延ばすことも可能です。
モルタル外壁の劣化症状
外壁は常に日光や雨風などの外部影響を受けているため、年数の経過によって劣化してしまいます。
主なモルタル外壁の劣化症状は以下の通りです。
・ひび割れ
・剥がれ
・コケやカビの発生、汚れの付着
それぞれ詳しく解説します。
ひび割れ
モルタル外壁にひび割れが生じると、建物の美観を損ねるだけでなく、建物全体にダメージを与えることもあります。
例えば、ひび割れの隙間から雨が入り込み躯体が腐食してしまうことで、最悪の場合建物が倒壊してしまう危険があります。
そのため、ひび割れが起きてしまった場合は放置せず、メンテナンスを早急にすることが非常に重要です。
剥がれ
モルタル外壁の表面が剥がれると、防水性が低下し、雨漏りなどのトラブルを引き起こす可能性があります。
表面が剥がれやすい原因としては、下地の施工不良、塗料が完全に乾燥していないことが挙げられます。
外壁の剥がれが発生した場合は一部分だけのメンテナンスが難しく、大部分を張り替える必要もあるため、メンテナンス費用が高額となる場合もあるでしょう。
外壁の剥がれを早期発見することができれば、大規模なメンテナンスは不要となるため、定期的な点検をおすすめします。
コケやカビの発生、汚れの付着
モルタル外壁は、時間の経過とともにコケやカビが発生したり汚れが付着することがあります。
外壁は建物の美観を保つために重要な役割を果たすため、汚れている状態で放置をしたいと考える方は少ないでしょう。
素人が汚れを自ら取り除こうとする場合、高所の作業を伴い、また外壁を傷つけることもあるため、簡単な作業に見えたとしても業者に頼むようにしましょう。
モルタル外壁のメンテナンス方法
モルタル外壁の劣化症状について解説しましたが、劣化した状態で放置をしていると住宅全体に大きな影響を与えてしまう可能性があります。
そのため、適切なメンテナンスをすることが大切です。
最後に、モルタル外壁のメンテナンス方法について解説します。
ひび割れを補修する
外壁がひび割れたときのメンテナンス方法は、シーリング剤を使いひび割れ部分を埋める方法や、モルタルを盛り上げるものなどがあります。
ひび割れの大きさや深さによって、適切なメンテナンス方法を選ぶようにしましょう。
また、ひび割れを放置していると住宅全体を劣化させてしまう可能性があるため、早急にメンテナンスをすることをおすすめします。
汚れを落とす
モルタル外壁の表面についた汚れを落とすことで、経年以上の劣化を防ぐほか、外壁の美観を保つことができます。
洗浄方法としては、高圧洗浄機か手洗いの2種類があります。
高圧洗浄機を使う場合は、適切な水圧と距離を保ちながらおこなうことが大切です。
また、手洗いをする場合は外壁を傷めない洗剤を使って、優しく洗うようにしましょう。
外壁塗装をおこなう
外壁塗装をおこなうことは建物の美観維持だけでなく、防水性を高める効果があります。
塗料には防水剤が含まれており、雨水などをはじくことで住宅内部への侵入を防ぐことができます。
つまり、外壁塗装の役割は外壁を雨水や紫外線などの外部要因から守るコーティングです。
ただし、外壁は住宅全体を囲んでいることから一部分の塗装では意味がなく、全体を塗装するとなると大規模なメンテナンスとなります。
当社の外壁塗装については、「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
まとめ
モルタル外壁の耐用年数は約10年と言われており、15年以内にはメンテナンスが必要になるでしょう。
ただし、外壁は雨風や日光など外部からの影響を受けやすい箇所なため、耐用年数より早く劣化してしまう可能性もあります。
外壁の劣化症状は素人では判別することが難しく、ひび割れなど早急に補修が必要な劣化が起こっている可能性もあるため、業者に一度点検してもらうことをおすすめします。
新築で住宅を購入してから10年以上一度もモルタル外壁のメンテナンスをしていない方は、本記事を参考にメンテナンスを検討してみてください。
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