サイディング外壁とは?特徴やメンテナンス方法を解説
投稿日:2023.7.29 更新日:2023.8.3
住宅の外壁がどのような外壁材でできているかご存じですか?
外壁材にはタイルやサイディング、モルタルなど様々な種類があります。
なかでも、現在の住宅で最も採用されているのが「サイディング外壁」です。
サイディング外壁には優れた特徴が多くあるため、人気の高い外壁になります。
本記事では、サイディング外壁の特徴やメンテナンス方法について解説します。
これから外壁材を決める方や、住宅の外壁がサイディングの方はぜひ参考にしてください。
サイディング外壁とは
サイディングとは外壁に張る壁材のことをいい、サイディングボードとも呼ばれています。
サイディング外壁は現在の住宅で最も使用されており、耐用年数は約15~30年と比較的長い外壁材です。
しかし、色褪せやコケの付着などが見られたら、防水性を保つためにも10年程を目安としてメンテナンスをする必要があります。
また、サイディング外壁は外壁材の継ぎ目をコーキング材で充填しているため、コーキング部分の劣化が発生してしまいます。
コーキングに割れや剥がれなどの劣化が起こると、雨水が浸入して雨漏りにも繋がる可能性があるのです。
そのため、コーキングに劣化が見られた場合はコーキング補修が必要です。
また、サイディング外壁には素材によって以下の種類に分けられます。
・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・木質系サイディング
・樹脂系サイディング
この中でも、最も使用されているのが窯業系サイディングで、サイディング外壁というと一般的に窯業系サイディングのことを指しています。
サイディング外壁の特徴
現在最も人気のあるサイディング外壁には、以下のような特徴があります。
・耐震性が高い
・工期が短い
・費用が安い
・デザインが豊富
耐震性が高い
サイディング外壁は軽量なため耐震性が高く、地震などの揺れや衝撃などにも強いという特徴があります。
モルタルと比べるとサイディング外壁は半分の重さになるので、重さのあるモルタルからサイディングに張り替えをおこなうことで耐震性が向上します。
また、最も耐震性が高いのが金属系サイディングです。
そのため、既存の外壁材の上から新しい外壁材を施工するカバー工法では、金属系サイディングが使用されることが多いです。
工期が短い
サイディング外壁はサイディングボードを組み合わせて施工していくため、他の外壁材と比べると作業が簡単という特徴があります。
そのため、工事にかかる期間が少なくて済むため、工期が短くなるというメリットがあります。
作業が比較的簡単ということから、職人によって仕上がりに差が出ることがないという点もメリットの一つです。
費用が安い
サイディング外壁は、外壁材のなかでも安価な外壁材になります。
そのため、コストなどをあまり気にせず手軽に外壁を一新することができます。
またサイディング外壁は、既存の外壁材の上から新しい外壁材を被せるカバー工事が可能なため、施工費の面でも手軽に採用することができるでしょう。
デザインが豊富
サイディングには、デザインのバリエーションが豊富という特徴があります。
木目調やタイル調、石目調やレンガ調など様々なデザインがあり、自分の好みに合ったデザインを選ぶことができます。
ナチュラルにしたい場合は木目調、高級感のある外壁にしたい場合はタイル調などを選ぶと良いでしょう。
また、デザインだけではなくカラーも豊富なため、理想に近い外壁に仕上げることができます。
サイディング外壁のメンテナンス方法
サイディング外壁には定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンスは、外壁だけではなくコーキング部分にもおこなう必要があります。
最も早く劣化症状が現れるのがコーキングで、ひび割れや剥がれなどの劣化が見られた場合は補修しなければいけません。
サイディング外壁のメンテナンス方法は以下になります。
・コーキング補修
・塗り替え
・張り替え
コーキング補修
サイディング外壁では、外壁材と外壁材の継ぎ目にコーキングが施してあります。
コーキングには建物内部への雨水の浸入を防ぐ役割と、地震などの揺れや衝撃から建物を守る役割があります。
そのため、ひび割れや剥離などの劣化を放置してしまうとコーキングの役割が果たせなくなってしまい、雨漏りへと繋がる可能性があるのです。
また、建物の寿命にも影響してしまいます。
そのようなトラブルを防ぐために、定期的なコーキング補修が必要です。
コーキング補修の方法は、既存のコーキング材を全て撤去してから新しいコーキング材を充填する「打ち替え」になります。
全て新しいコーキング材にすることで、防水性を確保することができます。
塗り替え
経年劣化によって、サイディング外壁に以下のような様々な劣化症状が現れます。
・色褪せ
・チョーキング
・ひび割れ
・塗膜の剥がれ
・カビ、藻の発生
このような劣化は放置し続けると美観を損ねるだけではなく、建物自体の耐久性にも影響してしまいます。
そのため、塗り替えによるメンテナンスが必要です。
外壁の塗り替えは約10年が目安になりますが、それよりも早く劣化症状が現れた場合は早めの塗り替えをおこないましょう。
当社の外壁塗装については、「外壁塗装・屋根塗装」からご確認ください。
張り替え
外壁に大きな劣化が発生している場合は、塗り替えではなくて張り替えによるメンテナンスが必要です。
張り替えは、既存の外壁材を撤去して新しい外壁材を取り付ける方法です。
サイディングが反っていたり欠けている場合は張り替えをおこないましょう。
まとめ
サイディング外壁は現在最も人気のある外壁材です。
サイディング外壁には、耐震性が高くデザインが豊富など様々なメリットがあります。
外壁材を長持ちさせるためには今回ご紹介したメンテナンス方法で、定期的なメンテナンスをおこないましょう。
リフォームを検討している方やサイディング外壁の住宅にお住まいの方などは、ぜひ参考にしてみてください。
*K*
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